湖乃柄ユズルの『だらけすぎなラプソディ(死』

声とか趣味で展示したりとか、イラストとか自作乙女ゲーの話とか色々書いてます。

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希沙&紗希の二役演じてみた



過去のテキストを声出して読んでみた。
効果音付ぐへ・・・

希沙 紗希です。
窓開くとテキスト読めます。



支える事ができなかったのもわたし。

大好き。それだけは、嘘偽りはないんだよ。

大好きな双子の姉、希沙。
いつもわたしに気を使ってばかりで、本家の人間に言いたい事も言えず我慢ばかり。

『わたしのことは気にしなくていいよ。我慢しないで。』

そう口にすればあなたはわたしの頭を撫でて、

『あんたは気にしなくていいの。あたしのこと信じて、側にいてくれさえすればあたしは頑張れる。大好きだよ!紗希!』

にこやかに笑いながら、希沙はわたしを抱き締めた。まるでなにかを誤魔化すように…

どうして、あなたはわたしを頼ってくれない?
どうしてあなたはわたしに何もいわない?
何時だって支えてあげられる自信があった。
血肉を別け合った唯一の片割れ。

…それなのに。。。

『あんたを見ていると殺したくなる。のうのうと生きて、好き勝手に命令して…さぞかし気分がいいんでしょーね!』

呆然としたのは言うまでもなく、わたしはただその場に立ち尽くしたまま、彼女を見つめた。

怒り、憎しみ、嫉妬。

あぁ、そうか…あなたはわたしだと思っているの…

母の命とは言えなかった。親を思わない子はいないのだから…
父が死に、母までも彼女を裏切ったということを知ってほしくはなかった。それこそ、希沙は壊れてしまうだろう…
だから、わたしはあえて言わなかった。

自分が父を殺し、あなたを犯させた張本人ではないことを…

でも、その選択こそ間違いだったんだね希沙…

















『好き…だっ…た…だよぉ……希沙ぁ……』

銃で数十発。途切れ途切れにわたしは言葉を発する。
傍らにいた啓も、希沙に致命傷を負わされて、既に息は切れぎれで…

『…紗希…ダメ…だ…さ……』

―パァァァン!!!!!

銃声一発。
啓の腕が、赤い水滴と共に反動で弾き飛ぶ。
悲痛な声を挙げるも、既に喉を潰されかけていて、声を挙げることもままならない。

『双子のくせに、相変わらず意見が合わないわね。あたしはあんだが大嫌いなの。』

―嘘。そんなの嘘。

あなたは変わらない。嘘をつくときは眉が歪む。
あなたがわたしを本当に嫌いだなんて嘘。

『嫌い…なら…なんで…そんなに悲しそう…なの…?』

やっとのおもいで絞りだす、その言葉に表情が変わる。
淋しく、切なく、どうしょうもないという顔…

覚えているよ。

それは、昔の希沙の顔。私を大好きだと…側に居てくれと言った希沙の顔。



―あぁ、彼女がまだそこにいた。



『ぉ…お帰り…なさ…い……やっと、……会えた…………それから……ごめんね……希沙…』

真実全てを告げることは出来ないけれど、あなたはわたしをまだ憎んで止まないかもしれないかもしれないけれど、それでも謝りたかった。


―ごめんね…大好き…


息を無くした紗希を見つめる。

『ごめんね…?今更…あたしに…許せとでも?』

いや違う。あの子はずっとあたしのために嘘をついていた…

だから…最期に………………


―バン!!!!!!!


『っあ……ぁ…さ…紗希…っ……』

胸に走る熱い感覚。
鳩羽に撃たれたあたしは、そのまま紗希の上に崩れ落ちた。

生まれたのは一緒だった。

育ったのは一緒だった。

でも、どこですれ違い出したのだろう…

今はそれさえも思い出せない。

死ぬときも……一緒に……逝こう…

信じてあげられなかった…

それがあたしの唯一の償い。

涙一杯になった目を、霞んで見えない手でなんとか拭う。

あたしのその行為で、紗希が笑っているように見えた。



『『大好き』』


ごめんね…

瞼の奥には、昔の記憶……
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テーマ:声優 - ジャンル:アニメ・コミック

オリバト | コメント:0 | トラックバック:0 |
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